残穢:住んではいけない部屋
製作国:日本 上映時間:107分 製作年:2016年
監督:中村義洋
キャスト:竹内結子/橋本愛 等
話しても、聞いても呪われる
ビックリドッキリの怖い映画ではないのでビックとか大きい音に敏感な人でも見れるホラーです。ホラーっていうよりは怖い歴史のルーツを辿っていく映画みたいなものなのでちょっと怖いが、ものすごくドキドキハラハラする映画ではありません。個人的にすごく面白い映画でした。最初はぎゃ~って叫ぶぐらい怖いホラーなのかと思ったが、すごくほんわりした怖さです。「ほんとうにあった怖い話」を見ているかのよう。ルーツがどこまで辿っていくのがすごく面白かった。アメリカは土地の歴史があんまりなくこの映画は日本だからこそ面白いのかもしれません。
どこまで呪いのルーツが来ているのか
土地っていうものはもちろん最初は何にもないのから始まる。でもそこから家が建ち人が住む。そこから引っ越し、世代が変わると同時にその家の記憶ができていく。そこから人の嬉しい思い出があれば、もちろん暗い恨みの記憶もでてくる。もちろんそこで終わるのが普通なのかもしれません。でも恨みっていうものはものすごく強いものなのです。それが次の世代の繋がってしまうっていうのが怖いのです。そんな物語を描いている映画です。
ホラーではなくサスペンス?
もちろんホラーの要素はものすごくあります。でもちょっと私にはサスペンスのほうが強い気がします。ちょっと映画版の「ほんとうにあった怖い話」を見ているかのようでした。話の流れもすごくきれいにつながり、すごく見やすい映画でした。ホラー苦手の方にはお勧めかもしれません。
評価:★★★★