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スキャナー 記憶のカケラをよむ男:物はそれを持っていた人の記憶を秘める

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製作国:日本 上映時間:109分 製作年:2016年

監督:金子修介 脚本:古沢良太

キャスト:野村萬斎/宮迫博之/安田章大 

物は人の過去を唯一知っている口のないもの

 サイコメトリーは数々の作品で見る人間の不思議な力。普通だったらこの力を使って主人公は探偵になってたり刑事になってたりする。でもこの映画の主人公はお笑いの道に進んだ。でもやっぱり人の闇も知る物を触れて人間嫌いになってしまった。もちろんこの力のせいで人を不幸にしてしまったこともあると思うが、人を幸せにしたこともあると思う。そんな違いを見ていてわかる映画だ。

予告ではわからなかった大どんでん返し!! 

 最初に安田章大くんが出ていることも知らなかった自分で刑事役ですごくいい役でビックリしました。色々犯人らしき人も出てきて最後の最後まで犯人が分からなったのでこの映画の脚本さんには歓心しました。私は刑事ドラマとか映画見るといつもすぐに犯人が分かってしまい最後面白くなくなっちゃうんです。なのでこの映画はポイントが高い。

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1つだけ答えがなくちょっとモヤモヤ

 主人公の野村さんには11歳からの記憶がないという設定でした。でも最後にその人の11歳前の記憶には全然触れずちょっとそこだけがモヤモヤしました。じゃあなんでその設定にしてシーンとして1コマ作ったのか?そこは触れずに過去がない男として進めばよかったと思う。でも全体的には面白い映画である。

 

評価:★★★★

[ 予告編 ] 「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」予告編 - YouTube