映画バカDiary

ネタバレ無し!見た映画の感想を気楽に書いてます

悪の教典:凶悪の教師が生徒を殺していく?!

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製作国:日本 上映時間:129分 製作年:2012年

監督:三池崇史 原作:貴志祐介

キャスト:伊藤英明二階堂ふみ /染谷将太  / 林遣都 / 浅香航大 等

なぜ最初にこの映画にしたか

初めて原作を読みたいと思った映画でした。

ちなみに私は5歳からアメリカにいて、小中高大とアメリカの学校に行ってました。そのため漢字がうまく読めません。ひらがなとカタカナは完璧なのですが、漢字は小学生程度でしょうか。

でもこの映画を見た時、元々の本はどうなんだろうと思い、決意して本を読むことにしました。

 映画のはじまり

映画はスペシャルドラマの続きです。でもドラマを見てなくても大丈夫。

映画の始まりは蓮実聖司(伊藤英明)が子供のころ親を殺害してるところから。これでもうこの男はただ者ではないことが分かる。ボロい家に住んでる蓮実はいつもカラスの声で起きる。普通はニワトリのイメージなのに、ここで黒いカラスを持ってくるところが不気味感を感じる。

でもこの男は教師になっていて、生徒にはハスミンって呼ばれている。昔人を殺しているのになぜ教師になれるのか。

でもなんか怪しむ生徒もいる

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早水圭介(染谷将太)、片桐怜花(二階堂ふみ)、夏越雄一郎(浅香航大)の3人がキーパーソンになる。

映画の展開が分かってきたときこの3人が動き出す。頭がよかった早水くんが一番答えにたどり着くが、これが正解だったのが。でもこれがこの映画のスイッチとなった気がする。

 気持ちてきに早水くんのキャラクターが一番好き。染谷くんの演技が一番原作に合っていた気がする。なんにも得ないのに悪さを影でする。でもちゃんとした理由がないところが謎めいていて面白い。

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大人を振り回すのがうまい早水くんにピッタリのキャスティング。染谷くんも伊藤さんの演技に負けていないところがよかった。

でももっと活躍してもよかったのは蓼沼将大(KENTA)だと思う。本では大活躍の人物なので原作が好きな人は物足りないと思う。

血はあそこまでにしなきゃいけなかった?

結構グロイのは嘘ではない。血がダメな人にはおススメしません。

蓮実の武器は猟銃。使ったことないし、使ってる人を見たことないのであそこまで惨殺になるのかはわからないけど、結構ヒドイ。動物を倒せるぐらいのものだから本当なのかもしれないけど・・・

血の海ができるって言うのはこうゆうことなんですね。レインコートを着ている蓮実が浴びる血の量は半端ではない。

でもあそこまでにしなきゃダメだったのか・・・

監督は三池崇史。グロイ映画を作るのは有名である。「神さまの言うとおり」、「喰女ークイメー」、「十三人の刺客」など。迫力の出し方は天才だと思う。階段に追い詰めて殺害、鼻歌を歌いながら殺害。色々あるがやっぱり毎回ドキドキする。これは血を被った伊藤さんの演出なのか?

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最後までドキドキ 

最後まで謎が続く。謎は人間の一番の恐怖だと思う。人は答えを感じ安心感が生まれる。でもこの映画は最後まで謎がある。見ている人はなぜ蓮実があんなことを言ったのか、なぜあの生徒の目が光ったのか。これが見てる人に告ぐ。終わり方は映画としていいと思う。

知られてないかもだけど色々豪華キャスト

生徒には色々と有名な顔が出てる。朝ドラの「あまちゃん」でも知られている松岡茉優。まだロン毛でツインテールが高校生ぽさが出ていて初々しい。「小公女セイラ」や「35歳の高校生」にも出てる小島藤子もでている。男子の生徒にも隠れていた顔が。映画「告白」や「鈴木先生」でも人気が出た、西井幸人。色々生徒の顔を見てビックリするのも面白いところだと思う。

 

 

評価:★★★★★

[ 予告編 ] 映画「悪の教典」 予告編 - YouTube